北海道コンサドーレ札幌FWジェイ(38)は日本サッカー界の発展を心から願っている。

9日、ツイッターでウエスカFW岡崎慎司(34)へメッセージを送った。「日本に帰って来て若い選手たちに還元したら。なぜアジアの他国へ行くんだ。もう1度日本での君のプレーを見せて彼らの成長を助けて」。岡崎がいつか日本または韓国、オーストラリアなどでのプレーを視野に入れているという記事を目にした。親交は深くないが、だまっていられなかったのだ。怒った表情の絵文字つきで自身の思いをぶつけた。

ジェイのメッセージに、すぐに本人から返信が来た。将来的に帰国する考えでいること、メッセージへの感謝、最後にジェイの経験を生かした日本の若い選手へのさらなる還元を願った言葉がつづられていた。

なぜ岡崎へメッセージを送ったのか。ジェイは「シンジは素晴らしい選手だ。それなのに欧州ではない他国へ行くのは納得できなかった。日本の若い選手たちの成長のために彼は必要だ」と理由を語る。日本のサッカー界の将来を考えての行動だった。

プレミアリーグを知り、イングランド代表の経験もあるストライカーは、常に「Jリーグはレベルの高いリーグだ」と話す。可能性を感じている日本サッカー界のために、できることはなんでもしたいという思いは強い。札幌では若手選手へ声を掛け、全体練習後に個別指導する姿をよく目にする。「若い選手の成長のために俺の経験や技術を伝えたいんだ」は口癖だ。異国のためにこんなに熱心な選手がいることがうれしい。【保坂果那】

◆保坂果那(ほさか・かな)1986年(昭61)10月31日、北海道札幌市生まれ。13年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、16年11月からプロ野球日本ハム担当。17年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。

(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)